本日は朝から雨です [ 1999.6.13 ]
本日は朝から雨です。昨日までとはまるで違う天気でこの先トラブルを暗示しているようで憂鬱です。フランスパンとミルクティの朝食ですがここにもライチー。昨日から2kgぐらいライチーを食べてますね。これまでの人生で食べた分ぐらい食べたのでは<おおげさ。
そのうえ昨日写真をとるために購入したドラゴンフルーツも食しましてビタミンの補給は完璧ですね。
8時に迎えに来たマン教授とアシスタントのルンさん、運転手のコイさん、そして私の4人で出発です。ハノイ近郊はとにかく人とバイクの洪水
なので精神衛生上非常によくないです。寿命が縮まります。30kmほど離れるとようやく対向車や自転車が減り落ち着いて来まし
た。
10時ごろにホアビンに到着。お茶をして給油。ここから60kmほどのマイチャウが今日の目的地です。ここは少数民族を訪れる観光客が多くわりと観光地化されているのですが、欧米からの観光客を尻目に10kmほど林道を走ってタイ族の村を目指します。
このあたりは電気が来ているとのことで通信やコンピューティングとも
に問題なく行えます。明日以降の地域はかなりリモートなのでここが安定した環境を楽しめる最後の地点ということになります。タイ族の年配の女性が薬用植物に詳しいということで案内してもらい撮影などを行いました。高床式の住居は涼しいのですがビデオやデジタルカメラにはちょっと暗いというのが問題です。竹で出来た床はひんやりとして非常に心地よく感じました。草でふいた屋根は思った以上に高く。室内は広々とした印象です。入り口から離れたところにある囲炉裏になんともいえず懐かしい感じをもちました。この女性は昔ながらの民族衣装に黒く染めた歯とムードばっちりでしたが隣の家で機を織っている若い女性はTシャツに短パンで、現代的な感じでした。撮影的にはちょっと難ありですが彼女達の着る物にとやかくいう資格はありません。こちらも羽織袴ではないのですから。
こういう所ではとにかく嫌だという場合には無理強いをしないことというのが僕のポリシーです。田舎の女性たちは写真に撮られるのを嫌がる(というか恥ずかしがる)ことが多いので、結構大変です。まあ、私の$100万のスマイルは地方ではよく効きますので大丈夫ですけど<見栄はりました。すいません。
東南アジアではごく一般的なビンロウジュの実をおもてなしいただき久しぶりに歯が真っ赤になりました。こちらでもキンマの葉にくるんで石灰をまぶして噛みます。決しておいしいものではないのですが常習性があるようですね。好きな人は一日中噛んでいます。
食事をするために多少観光地化された村の中心部まで戻ると食事を出す家のおじいさんが竹で作った楽器を奏でてくれました。ハーモニカのような音だなーとおもっていましたが両手で口のところに捧げるようにする演奏スタイル、そう、日本の雅楽の笙のようです。音も弱々しい感じですが似ているように感じました。もっとも結婚
式でぐらいしか聞いた事ありませんが。
夕べで懲りて(接続はすんなりいったが、ちょっといろいろやろうとし過ぎて落ちました。2400bpsですからね)今日はメールのチェックと更新メールの送信だけにしました。合計4分。このあたりが妥当なところですね。明日は小さ目の画像を送るつもりですのでどうぞお楽しみに。
今日はドゥービーブラザースのリッスントゥザミュージックを聞きながら。