トシとショウタのチン州/ビクトリア山登山

嵐を呼ぶ男の嵐を呼ぶレポート!(ほんとに来ることないのに...)

 

ショウタのレポートが英語の雑誌(TRAVELLER )に!

 

『仏教遺跡の町パガンへ』

 


6:30分発のパガン行きのエアマンダレー機は乗客が搭乗を終了し、お絞りを配り終わった時に出発延期となった。
濃霧の為ということだが、それほどひどいとも思えなかった。私はその慎重さに安心する思いだったが、逆に不安を感じた人もいたかもしれない。空港ビルに戻って20分ほど。
今度は無事離陸して空からヤンゴン周辺を見下ろすこととなった。

水田一色の景色から徐々に乾季で涸れた川筋や、ごまなどの畑が目立つようになると 仏教遺跡で有名なパガンは間近である。
潅木や畑の中に点在する背の高いヤシがを生み出す独特の景観は、ミャンマー在住の相棒の使う『土漠地帯』という表現を妙にリアルに感じさせてくれる。

10月中旬のこの時期はすでに乾季に入っており暑さが一番の敵だということだ。

『水が問題だな』湿度の低い場所に特有の妙に深みのある青い空を見ながら正直そう思った。そう、水が問題だったのである....意味はちょっと違うが。

 

『イラワジ川のほとりから一路チン州へ』

 

イラワジ川の川岸からボート向こう岸のチョンチャウまで渡り、そこでビクトリア山の入り口の町ミンダまでの足となるジープを雇う。

旅行のメンバーはショウタと彼のスタッフで日本語ガイドのルインさん、日本語ガイド兼カメラマンであるイエトンさん、スタッフのタンゼーさん、政府の観光省から派遣されたベテランガイドのトウインさん、それに私の5名である。

旅行の目的は外国人に閉ざされているチン州の旅行先としての調査というのが一つ、私としてはチン州の少数民族をいずれきちんと調査するための土台づくりというのが二つ目、そしてビクトリア山の登山である。

潅木ばかりの見通しのよい道を3台のジープは快調に飛ばしていく。

途中スレ違う牛車にカメラを向けたりしながら進んでいくと白い砂地が見えて来た。幅が100m以上もある大きな涸れた川である。

濃い赤の僧衣を来たお坊さんと白っぽい砂地そして深みのある青空、真っ白な雲。偶然のコントラストの美しさに呆然としつつシャッターを切った。

 

つづく

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