トシとショウタのチン州/ビクトリア山登山

嵐を呼ぶ男の嵐を呼ぶレポート!

 

『カンペレット』


下りは道が楽なこともあって復活したビデオで撮影をしながらのんびりと進む。途中ガイドのおじさんが気を利かせて急峻な近道に案内したため、もう一度林道に引き返すというロスもあり、7時過ぎにはなってしまったがどうにか全員無事カンペレットに到着することが出来た。

正確にいうと一人ミンダでもてもてだったタンゼーさんが両足の裏の皮がむけてしまい、途中の救護センターに宿泊することになった。

到着後のアレンジの為先頭を進んでいたルインさんは4時には到着していたそうだから、ルートとしてはかなり楽だということだろう。

さてこの日の宿は建設省の宿舎で2階建て、なかなか広々とした快適な宿である。残念ながら電気が来ていないのでろうそくの火がたよりである。

登山中は万全の装備でヒルを防いでいたのだが薄暗がりの中で靴、靴下を脱いだ為、短い時間に3箇所ほどやられた。他の人から移って来たのもいると思う。

昨日からびしょぬれの衣類を乾いたものに替えようとすると、ミンダから来ているはずの車は昨日のハリケーンで道路が封鎖された為、まだミンダにいるというではないか。ではここからパガンまでどうやって帰るのだ。

ひさしぶりにおかずのある食事を取ってベッドに入る。外は暴風が吹き荒れ、風の音がうるさくてなかなか寝つけなかった。

 

 

『パガン、そしてヤンゴンへ』

 

翌日、まだ風はやまない。

ルインさんの交渉で町に一台しかないというトラックを借りてソウという町まで出ることにする。そこで別の車を雇ってパガンの対岸まで帰るという計画である。

ソウで無事車を雇い昼食の後出発。ところが少し行くと小さな橋が壊れていて渡れない!結局反対側で同様に事態の推移を見守っていたトラックに荷物を移して出発することになった。

やむを得ないルート変更の為、ソウのイミグレ係官にいいがかりをつけられるというトラブルはあったもののあとは比較的スムースに進み深夜にはパガンの対岸に到着することが出来た。

深夜の2時にホテルにチェックイン。

翌日は早起きをしてパガンの撮影を行い、午後4時にパガンをバスで発った。

6時間程の遅れで翌日の昼過ぎに無事ヤンゴンに到着した。

予定変更が相次ぐ厳しい旅だったが大きな病気や怪我もなく終わってみれば実に愉快な旅行だったと思う。

 

 

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